リモネンは、単環性モノテルペン炭化水素化合物。
グループ:モノテルペン
官能基:炭化水素
分子量:136
分子式:C
10H
16
柑橘類の皮に特に多く含まれる成分で、フローラル系をはじめ、僅かながらもほとんどの精油に含まれています。
揮発しやすいことが特徴で、リモネンを加えることで他の香り成分を一緒に揮散させて強く香らせることが可能に。
ブレンドオイルや香水作りにおいて、とても重要な役割です。
リモネンは、汚れ落としにも効果的です。
植物由来の肌にやさしい成分としてキッチン用洗剤やハンドソープにもよく配合されています。
近年では「食欲を抑える香り」ともいわれ、ダイエットの分野でも注目を集めています(注;単品香料の効果・効能ではありません)。
リモネンの芳香は、柑橘類をイメージさせるもの。
シトラスのような香りですが、溶剤のような匂いも感じさせます。
≪リモネンを含む代表的なエッセンシャルオイル≫
オレンジスイート、グレープフルーツホワイト、ユズ、レモン、ライム、マンダリン、ベルガモット、フェンネル、ネロリなど
精油が複数の成分から構成されているのに対し、シングルフレグランス(単品香料)は1つの成分だけに焦点を当てた人工香料。
アロマオイルの特性や香りの特徴を理解するのにとても役立つため、アロマテラピーをもっとよく知りたい方やプロのセラピストを目指す方、調香師の勉強をなさっている方などに是非試していただきたいアイテムです。
趣味の一環として香水や化粧品つくりを楽しみたいという方にもおすすめです。
シングルフレグランスでエッセンシャルオイルへの理解を深め、楽しみ方もどうぞ広げてください。
使い方
【おすすめの使い方】
リモネンは、単環性モノテルペン炭化水素化合物で、ほとんどの精油に含まれています。シトラスのような香りがありますが、溶剤のような香りもあります。 リモネンは特に、柑橘精油に多く含まれており、蒸気圧が高く揮発しやすいことが特徴で、そこに含まれている他の香りの成分を揮散させ、強く香らせるという大事な役割を果しています。
【精油瓶の扱い方】
ゆっくりと空気穴が上になるように傾けると、中央の筒から1滴ずつ滴下できます。
空気穴を下にして滴下すると、1滴ずつ上手く滴下できなかったり、
中央の筒から空気が入ろうとして滴下の妨げになる恐れがあります。
激しく瓶を振ったり、逆さにすると精油が飛び出て衣服や手に掛かりますのでご注意ください。
精油の種類によっては、気温が低くなると固まりやすい性質があります。
花ロウや樹脂などから抽出された精油に多くみられ、天然ならではの性質です。
ドロッパーから出にくい場合は、瓶を手のひらで包み温めるなどしてお使いください。
(サンダルウッド、ジャスミン、チュベローズ、パチュリ、ベチバー、ベンゾイン、ミモザ、ミルラ、ローズオットーなど)