γ-ウンデカラクトン(ガンマウンデカラクトン)は、分子式 C11H20O2 で表される有機化合物。
エステル化合物の1つでもある、ラクトン類の一種です。
別名を「ラクトンC-11」といい、フレグランスの他にも、食料品や飲料品のフレーバーとしてもよく採用されています。
γーウンデカラクトンは、ピーチのような甘くフルーティーな香り。
香りの特徴から「ピーチアルデヒド」との呼び名もあります。
大手製薬会社の研究によると、γーウンデカラクトン(ラクトンC11)は「若い女性特有の甘い香り」を構成する成分の1つで、30代以降は減少するとのこと。
また、これらの甘い香りが見た目の印象に影響するという興味深い研究結果もあります。
≪γ-ウンデカラクトンを含む代表的なアロマオイル≫
ピーチなど
精油が複数の成分から構成されているのに対し、シングルフレグランス(単品香料)は、1つの成分だけに焦点を当てた人工香料。
アロマオイルの特性や香りの特徴を理解するのにとても役立つため、アロマテラピーをもっとよく知りたい方やプロのセラピストを目指す方、調香師の勉強をなさっている方などに是非試していただきたいアイテムです。
趣味の一環として香水や化粧品つくりを楽しみたいという方にもおすすめです。
シングルフレグランスでアロマオイルの理解を深め、楽しみ方もどうぞ広げてください。
使い方
【おすすめの使い方】
γ-ウンデカラクトンは、分子式 C11H20O2 で表される有機化合物でラクトンの一種です。 ピーチのような香りをもちます。ラクトン類は一つの分子にアルコールと酸の二つの官能基が存在し、それらが反応し水が抜け、エステル結合をして環状になった、エステル化合物の一種です。
【精油瓶の扱い方】
ゆっくりと空気穴が上になるように傾けると、中央の筒から1滴ずつ滴下できます。
空気穴を下にして滴下すると、1滴ずつ上手く滴下できなかったり、
中央の筒から空気が入ろうとして滴下の妨げになる恐れがあります。
激しく瓶を振ったり、逆さにすると精油が飛び出て衣服や手に掛かりますのでご注意ください。

精油の種類によっては、気温が低くなると固まりやすい性質があります。
花ロウや樹脂などから抽出された精油に多くみられ、天然ならではの性質です。
ドロッパーから出にくい場合は、瓶を手のひらで包み温めるなどしてお使いください。
(サンダルウッド、ジャスミン、チュベローズ、パチュリ、ベチバー、ベンゾイン、ミモザ、ミルラ、ローズオットーなど)